ユーザ事例

CASE

株式会社菊池製作所 様

協力メーカーに無償の「3DXReader」をインストールしてもらい、外注先でも3Dデータを閲覧できる体制にしています。

現在シーセットでは、長年弊社製品をご愛顧頂いたお客様に感謝を込めて記念品の贈呈と、導入の経緯や使い方などの取材を行っている。
第4回は、株式会社菊池製作所様に訪問した。

企業紹介

東京都八王子市に4拠点、福島県内に5拠点を展開する株式会社菊池製作所は、試作から金型、量産までを「一括・一貫体制」で請け負う『総合ものづくり支援企業』である。精密板金加工から始まり、金型製作、プラスチック成形、機械加工、装置設計など広範囲な技術で、取引先が求める「市場への迅速な新製品投入」を支援している。スマートフォン、カメラ、時計、自動車、医療機器などのメーカーを顧客としており、近年では大学・研究機関との共同研究や連携するベンチャー企業の支援なども行っている。今回、本社第三工場所属、主にモールド金型製作とプラスチック成形に携わる田村 幸輔氏に話を聞いた。

御社の特長を教えて下さい

やはり一貫体制でものづくりが出来ることですね。例えば、試作時に問題が起こった場合、板金、金型、プラスチック成形などを別々の会社で請け負うと、個別で問題を探すことになり、調整や解決までに時間がかかります。弊社では全ての工程を見ながら、最適な解決策を素早く導くことで、リードタイム短縮に寄与出来ます。また、試作部品のような納期が短い製品の場合、自社内で完結出来る工程や工法が多い分、納期を保証出来るため、菊池製作所であれば出来る部品などもあると思います。加工機の台数が多いのでキャパシティにも余裕があり、業界によっては量産に近いような数の仕事も可能です。

どんなきっかけで弊社製品を知りましたか?

自分の入社と同時期に導入だったのを覚えています。なので、きっかけは別の担当者が導入を決めたということになりますね(笑)確か福島の拠点で先に導入をしました。

導入前に困っていたことは何ですか?

当時、取引先のメーカーからハイエンドCADのネイティブデータや中間ファイルでアセンブリされた3Dデータが送られてきていました。設計以外の、営業、資材、生産管理などの部門では、手軽に3Dデータを見られなかったため、設計部内にデータ変換専門の担当がいました。アセンブリを部品(パーツ)にばらしたり、2D図面にしたりといった、作業前の段取りのような仕事をかなりの時間をかけて行っていました。 また、外注先の協力メーカーから、指定の中間ファイル形式への変換依頼などもありました。当時、Pro/ENGINEER(現Creo Parametric)を利用しており、特にParasolidデータへの変換が難しかったのを覚えています。

購入の決め手は何ですか?

2000年頃に、3Dデータでのものづくりが主流となり、弊社でも3DCADの導入を進めていました。その際、取引先様の紹介で「3DTascalX」を知り、弊社も取引先様からのニーズに対応することは勿論、社内の情報伝達の効率化を図るため、導入の検討を行いました。 直接、間接部門を含め、弊社の環境に必要不可欠と判断し、まずは営業部からの導入を進め、社内全体のものづくり体制の構築、受注拡大を行うにあたり、追加導入を行ってきました。

どんな機能を使っていますか?また、効果はいかがでしょうか?

営業や生産管理部門では、3Dデータから最大外形や重量を算出しています。手軽に分かるようになったことで、見積の速度が早くなり精度も上がりました。当時3DCADもネットワークライセンスで、空きがあれば使えるようになっていましたが、あまり使おうとはしませんでした。3DCADはどうしてもメニューに英語があったり、操作が難しくて、普段から頻繁に使わない部門の人にとっては、ハードルが高く、とっつきにくいようでした。3DTascalXは、社内で1~2度講習すれば、すぐに自分達で使うようになりました。そのくらい使い易かったようです。また、先にお話しした段取り専門の担当者も、3DTascalX導入後は数年で必要無くなりました。更に、協力メーカーに無償の「3DXReader」をインストールしてもらい、外注先でも3Dデータを閲覧できる体制にしています。

設計部門では、「設計変更モード」を良く使います。試作では、変更や改造が多いので、2つの部品を比較し色で違いが分かるのはとても助かっています。また、データ変換も良く使っています。STEP⇔Parasolid間のデータ変換を中心に、IGESデータの「ソリッド化」や「i2xPlus」での一括変換機能などを使っています。今まで3DTascalXのデータ変換で上手く行かなかったことがあまり無いのでとても重宝しています。
 
 

20年の中で、他のビューアやソフトを検討されたりはしませんでしたか?今後については?

直近ではFusion360というクラウド版の3DCADを見たりしました。価格も安くて魅力的ですね(笑)。但し、3DCADなので設計以外の部門で使うとなると、やはり使い慣れた3DTascalXの方が良いと思っています。 実際に、3DTascalXのライセンスはどんどん増えていて、この第三工場では、全てのPCにインストールされています。営業や生産管理部門で、手軽に使っているのを見た人たちが自分達でも使えそうということで他の部署でも増えていった結果です。最早無いと困りますね。

今後について

まず、私達の部門では、映像機器等の機構部品、車載用のコネクタ部品の精密なモールド金型の製作を行いながら、プラモデル関連の量産体制の構築にチャレンジし、ホビー業界に進出しています。 会社としては、連携しているスタートアップ企業の製品の試作や製造受託としてマッスルスーツ(Cイノフィス)やドローン、配膳ロボットなども手掛けており、今年福島おおざそうインター工業団地に新しい開発拠点を開設しました。今後はメーカーとしても積極的に技術を磨いていきたいです。

  • 株式会社菊池製作所 KIKUCHI SEISAKUSHO CO. ,LTD.
  • http://www.kikuchiseisakusho.co.jp/
  • 本社:東京都八王子市美山町2161-21
  • 創業:1970年4月
  • 資本金:1,303百万円
  • 加工製品:
  • 事務機器、情報機器、電子機器、通信機器、医療機器、光学機器、自動車部品、音響機器、他
  • 特色
  • 試作から量産までを様々な技術を背景に一括一貫体制で対応
  • 複合加工による高精度確保および短期間での対応
  • 単品から大量生産までの、内容に応じた加工技術および設備

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