ユーザ事例

CASE

有限会社小林研磨工業

導入して初めて気づいた過去の「機会損失」や「効果」がもたらす他社との差別化

<企業紹介>

新潟県三条市にある「有限会社小林研磨工業」は、金属や樹脂などの研磨加工を行う、手磨き中心のいわゆる「みがき屋」だ。全国的にもこの地区は研磨加工を主体とする企業が多いが、小林研磨工業には他と違う大きな特長が2つある。

1つ目は樹脂の研磨加工である。成形品のPL除去や切削加工品の仕上げなど、内容は様々だが、自社配合した研磨剤を材料によって変え、他社には出来ない仕上がりを実現している。聞けば、この研磨剤のルーツはヨーロッパの高級時計や車メーカーなどの技術に行きつくというから驚きだ。

2つ目の特長は、寸法管理だ。研磨加工は、その性質から最終仕上げ工程に属することが多く、図面上にある寸法公差や面粗さに直結する。研磨では、どうしても仕上がりの奇麗さ(見た目)に重きを置きがちだが、取引先の要望としては、加工後の寸法や面粗さがきちんと図面通りに仕上がっているかが重要なのだ。
そこで、きちんとした仕上げに加えて面粗さの指定までも請け負える同社の特長が、他社との大きな差別化になっている。

最近では、口コミやネット検索で様々な業種の企業から仕事の依頼があり、お客様のために更に技術を磨いていきたいと力強く語る 代表取締役 小林 肇氏に話を聞いた。

研磨作業風景
有限会社小林研磨工業
代表取締役
小林 肇 氏

<製品を知ったきっかけを教えて下さい>

取引先の金型メーカーで紹介されました。

<導入前に困っていたことは何ですか?>

困ったことは無かったです。 というか、導入してから初めて気づいたことがたくさんあります。

<導入後の効果を教えて下さい>

まず、2D図面の仕事しか請けていませんでした。
3Dデータの場合は面倒だなと思い断っていましたから(笑)、今から考えれば大きな機会損失でした。

3DTascalX/Lightでは、送られてくる様々な拡張子の3Dデータを見られますので、取引先からも「みがき屋」なのに珍しいなどと、ちょっとしたステータスになっています。

また、今までは写真、画像での加工箇所の指示が多かったのですが、やはり現物が来てみると細かい部分などで判断に迷うケースが散見されまして、結果、納品後に客先との言った・言わないの押し問答や、再加工などの二度手間になっていました。
しかし、3Dデータの場合は、各面が細かいところまで色や注記で指示出来ますから、上記のようなことはかなり減りました。雲泥の差ですよ。研磨加工の理解が乏しいお客様に対する仕上げしろの指示などに、3Dデータを使った資料で伝えるとスムーズに伝わりますね。

更に、効果が一番大きかったのは社内のスタッフに対する加工指示です。
やはり2D図面ではスタッフの経験値によって見解が異なったりしましたが、3Dの場合、誰が見ても同じレベルで理解し、判断が出来るので見積の精度や回答速度が上がるのです。
加工する現場側の意見と、コストと仕上げ精度のバランスを検討する客先との間にいる私としては、非常に大きい変化でした。
最近は、無償の3DXReaderを使って外注先にも3Dデータで指示出来るので、弊社内と同じような効果が出ていると感じます。

見積や加工箇所の確認を行う小林社長
アクリル部品のバフ研磨

<今後、製品やシーセットに関して期待することは何ですか?>

正直言いますと、同じ業種でこういったソフトウェアを導入している企業は少ないと思うので、差別化のためには他に紹介して欲しくないですね(笑)

  • 有限会社小林研磨工業 KOBAYASHI Polishing industry CO., LTD.
  • https://www.kenmaya.co.jp/
  • 本社:新潟県三条市新光町 26番44-2号
  • 設立:1927(昭和2)年
  • 資本金:300万円
  • 従業員数:14名
  • 事業概要:
  • 金属・樹脂部品のベルト研磨・バフ研磨・手磨き。

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