ユーザ事例

CASE

栗田アルミ工業株式会社

色々なソフトがある中でこれだけの長い期間、開発・サポートを続けて来られた、その技術力と対応力に大きな信頼を寄せています。

現在シーセットでは、長年弊社製品をご愛顧頂いたお客様に感謝を込めて記念品の贈呈と、導入の経緯や使い方などの取材を行っている。
第3回は、栗田アルミ工業株式会社に訪問した。

企業紹介

茨城県土浦市にある栗田アルミ工業は、自動車用アルミ鋳造部品の鋳造から加工、組み立てまでの一貫生産を行う部品メーカーである。
最近では、自動車以外にも、建機、重機、医療、鉄道、ロボット等の部品の生産も行っている。創業者は、戦前の航空機メーカー中島飛行機(現SUBARU)出身であり、その縁で現在もSUBARU社との取引も多い。
今年で創業72年を迎える同社、取締役 技術開発部 部長 植木 徹氏に話を聞いた。
本社工場

御社の特長を教えて下さい

まず、鋳造の工法としてダイカスト、グラビティ、砂型の3種類を全て自社内で行っており、生産量や要求特性によって使い分けられることが強みです。また、鋳物ではどうしても目に見えない鋳巣(ピンホール)が内部に発生してしまうことがありますが、含浸装置にて樹脂を注入し、硬化させ、その不要な穴を塞ぐ処理までが自社内で可能です。熱処理設備も保有しておりますので、機械加工と合わせ、まさに一貫生産が出来るということになるかと思います。
記念品の贈呈
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サンプル
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どんなきっかけで弊社製品を知りましたか?

当時3Dビューアを探している際に、雑誌か展示会で見たと記憶しています。2~3種類の3Dビューアを比較
検討しましたね。

導入前に困っていたことは何ですか?

機密情報管理の都合上、3DCADがインストールされたWS(ワークステーション)は社内ネットワークから切り離されています。当時は、3Dデータを見たい場合に、わざわざそのWSのあるところまで行かないと確認出来ませんでした。もっと手軽に3Dデータを確認出来れば、社内会議や、プレゼン資料作成などが楽になると考え3Dビューアの検討を始めました。

購入の決め手は何ですか?

1番の決め手は、データ変換が出来る点でした。他のビューアは閲覧や計測は出来ましたが、データ変換まで出来るビューアは「3DTascalX」だけでした。また、データ変換の精度にも感心しました。当時使っていたCADから出力したIGESデータを取引先に渡すと、先方のソフトで読込時に面抜けなどのエラーが多発しており、手戻りなどが良くありました。3DTascalXから出力したIGESでは、エラーが起こらずとても助かったのを覚えています。それまでは、私自身がエラーを丸一日かけてCADで修正していましたから。
製品3Dデータ画像1

どんな機能を使っていますか?また、効果はいかがでしょうか?

技術開発部では、データ変換はもちろんですが、金型メーカーとの打合せや修正依頼のための資料作成によく使います。形状や断面の画像を切り取って、「ここの面を0.1mm厚く」など指示も書き込みながら打合せができ、情報伝達の正確性が格段に上がりました。また、資料作成時間を削減出来ました。導入前は2D図面に情報を事前に書き込んで、更に抜け漏れが無いように説明するのに2~3時間の打合せが必要でした。3Dであれば20~30分で済みます。

営業部門でも見積り作成の場面で良く利用しています。鋳造見積用には、最大外形や体積はもちろん、「投影平面作成機能」で型締め力を算出しています。昨今の3DCADにも同じ機能はありますが、当時の3DCADでは断面を切ってから2DCADで輪郭線を選択して投影面積を計算していました。それと比べると、とても楽になりました。
また、機械加工の見積りでは「3D⇒2D図面化」で工程検討や工具経路の検討などを行っています。

機能面では、寸法計測が手軽に出来るのも気に入っています。3DCADではうまく抽出出来ない部分があり、特に円筒形状のR検出などは便利だと思います。
「設計変更モード」も良く使います。量産部品では立上げまでに、設計変更が何度かあるので、形状比較して色分けする機能は助かります。この機能は、3DCADにもありますが、製品形状から製品形状を引き算し差異を求めるブーリアン演算をするため、時間がかかります。また、増減を見るには2回処理が必要です。3DTascalXでは、
1回で増減を見ることができて、処理も早いと思います。
 
 
製品3Dデータ画像2

20年の中で、他のビューアやソフトを検討されたりはしませんでしたか?

正直検討したことはあります(笑)。1つの3Dデータを共有しながら、金型メーカーとやり取りが出来るコミュニケーションツールを検討しました。但し、ライセンスを双方で購入する必要があって断念しました。また、安価な3DCADなども見ました。これは、機能はCADなので面白かったですが、データ変換の精度がイマイチだったり、CATIAなどのデータ読込がオプションで思ったよりも安くならなかったりしました。
また、長い目で見ると特に海外製品では、市場から急に撤退してしまったものも多く、もし導入していたらと思うと怖いですよね。
そういう意味では、シーセット様には、色々なソフトがある中でこれだけの長い期間、開発・サポートを続けて来られた、その技術力と対応力に大きな信頼を寄せています。ビューア以上CAD未満というコンセプトがこの価格を維持している元だと思いますので、今後もこのコンセプトを引き継いでいただき、リーズナブルなのに期待以上の成果が出せる製品開発を続けて頂きたいと思います。

今後について

どの会社様もあるかとは思いますが、なかなかリクルート面で苦労はあります。特に鋳造は現場の環境もあってか人気が無いのです。今後日本の労働人口も減るという見込みの中、「自動化」をテーマに少人数でも生産出来るように投資をしていく必要があると思っています。これまでも、生産ラインでは行ってきましたが、次は検査工程での自動化に注目しています。 検査で言えば、3Dスキャナーでスキャンしたデータを3DTascalXに読込んで、設計データと比較出来たりすると面白いのでは?でも、色々な機能を追加した結果価格が高くなるのは避けて欲しいです(笑)。出来れば、今の価格のまま増やせる機能があれば助かりますね。シーセットさんの製品は価格も魅力なので。
正門前にて
  • 栗田アルミ工業株式会社 KURITA ALUMINIUM INDUSTRY Co., LTD.
  • http://www.kurita-al.co.jp/
  • 本社:茨城県土浦市北神立町4-5
  • 創立:1957年5月
  • 資本金:5千万円
  • 従業員数:270名(2023年9月現在)
  • 生産品目:
  • アルミ鋳造自動車部品、その他
  • 工場内容:
  • ダイカスト鋳造部門、グラビティ鋳造部門、機械加工部門

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